iMessageのしくみ
iOS5になって増えた新しい機能のうちの一つにiMessageがあります。
Appleのサイトみても登録方法などよくわからなく、仕組みもわからないので、いったいどういう機能なのかと思う方もいらっしゃると思いましたので簡単な解説を。
ちなみに、iMessageのアプリは「メッセージ」です。
(というか、iMessageサービスを内包しているメッセージアプリっていうのが正しい)
設定>メッセージ
で設定ができます。
iMessageをonにするとiMessageが使えます。
これが受信用宛先です。
iPhoneの場合、iPhoneの電話番号とAppleIDがデフォルトで設定されています。
ここに、受信用の宛先リストを登録します。
登録すると、そのメールアドレスにiMessageからメールがきて、認証しろと言われますので認証しましょう。
これで、正式に登録されることになります。
※注意:あくまでも受信用の宛先リストというだけで、そのアカウントでメールを受けるわけではありません。
下の方には発信者IDというのがあります。
※注意:あくまでも発信者IDであって、そのアカウントでメールが送られる訳じゃないのにご注意ください
これで設定は終わりです。
メッセージアプリを立ち上げるか、連絡先の「メッセージを送信」で電話番号やメールアドレスを選びます。
宛先を入れて、ちょっと待つと下のメッセージを入れる欄が「iMessage」になったら、そこにメッセージを入れて送信すると、iMessageで送信されて相手に届きます。
宛先をいれても、下のメッセージを入れる欄が「メッセージ」のまま変わらなければ、そのアドレスや電話番号はiMessageとして登録されていないアドレスや電話番号か、相手がiMessageをoffにしています。
iMessageの使い方は以上です。
ここで、疑問が出てくる方もいるかと思います。
iMessageを送ると、そのメッセージはその相手のアドレスにメールとして届くのでしょうか?
いいえ、違います。
iMessageサービスのデータとして相手のiデバイスに送られ、それを受信したらメッセージアプリで読める形で表示されます。
さて、仕組みです。
※注意:たぶん合ってると思うけど想像の部分も含みます
2011/10/16 追記あり
1.メッセージアプリの宛先に電話番号やメールアドレスを入れます
2.iPhone(や、iPad)がAppleのiMessageサーバー(というものがあるかどうかはわかりませんが、そういうのがあるという定義をします)に、その電話番号やメールアドレスがiMessageサービスに登録されているかどうかを調べます
3.相手の電話番号やアドレスが登録されていて、尚且つiMessageサービスがonになっている場合は、サーバー側から受信側の状態を調べて受信ができるような状態であればメッセージ入力欄を「iMessage」にして、iMessageサービスとして送信するモードになります。
電話番号やアドレスが登録されていない、iMessageがoffになっている場合は、「メッセージ」のままで、通常のSMSで送ることになります。
4.メッセージ入力欄にメッセージを入力すると、iMessageサーバーに送られ、iMessageサーバーは相手のiPhoneなどにiMessageサービスのデータとしてのメッセージを「データ通信」で送ります。
5.相手のiPhoneはデータ通信で受け取った、iMessageサービスのデータをメッセージアプリのメッセージとして表示します。
さて、おわかりになりましたでしょうか。
iMessageはメールを統合するようなものではなく、iMessageデータのメッセージをやりとりするもの(近いのはSkypeやWindowsLiveMessengerのインスタントメッセージですね)です。
SMSなどのキャリアの仕組みを使うのではなく、パケットでのデータ通信になりますのでiMessageでやりとりするものは定額サービスであれば、その定額のなかでいくらでもやりとりできることになります。
相手がiPhoneなどでこちらもiPhoneであればSMSであれば1通いくらかの別料金がかかりますが、iMessageをどちらも登録していればタダでやりとりできると言うことになります。